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ウラジオストック鉄道事情
(前編:ウラジオストック駅編)
 

かつて、ヨーロッパへ向かう多くの若者が、スタート地点として立ったウラジオストック。
モスクワから遥か9200km。ロシア号で1週間もかかる線路の終着点は意外とシンプルです。

3面6線のホームは、近郊ローカル線の発着するホームと、ロシア号やアケアーン号の発着する長距離列車用ホームに別れるようです。(真ん中に1本ホームがあったけれども、たぶん予備のホームではなかろうか、と思うのです)

ゴージャスな駅舎はあるものの、中には日本のように改札口などなく、ただ待合室となっておりベンチが並ぶだけです。

では、電車に乗る時はどうするのか?

近郊線に乗る場合、カッサ(КАССА)にて切符を購入。そのまま電車に乗り込みます。
電車はおよそ1〜2時間に1本程度の割合で運転されてました。
ウラジオ駅は始発駅なので、発車が遅れることは(近郊線では)あまりないようです。

 

 ←ウラジオストック駅 駅舎

 ヨーロッパのかおりただよう駅舎の作り。
 中はほとんどが待合室となっているだけなのですが、
 天井画が書かれていたり(何か意味があるらしい)、
 いろいろといわれのある駅舎のようです。

 

出発列車案内板→ 

МОСКВА "РОССИЯ" 
行き先のモスクワと列車名の”ロシア”の 
文字が表示されてます。 
15時37分発。 

 

 ←Ea型蒸気機関車

 長距離列車ホームに保存。
 かつてのシベリア鉄道で活躍した機関車が、
 現在ではこうして保存されています。

 ちなみにシベリア鉄道は全通して100年たつん
 ですって。

 

 ※写真左端のリュック姿の彼が、後に中国人観光客と
 バトルを広げる事となる(笑)

キロポスト→ 

はるかモスクワから9288km。 
それを示す標識です。 

さすがに9000kmもあると、 
なかなか立派なキロポストなものですね〜。 

 

 ←長距離列車ホームに止まるロシア号

 赤、青のツートンカラーの列車がロシア号。
 なんしか長いです。しかも1号車、2号車...と
 順番に繋がれてなくってバラバラです(笑)

 なので、みなさんホームを走り回って
 自分が乗る車両を探してました(苦笑)